晴れのち雨に恋をした。

大学生のくだらん日常日記的エッセイと殴り書きの狭間

愛の参照 2

青春とは過剰なもののように見えて、実はそれは不足の補償にすぎないのではないか、時折そう思うことがあります。

(谷川俊太郎-愛のパンセ)

 

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「青春」というのは人生において輝いていた時期を連想するから、人生という平らな道の途中で、急に盛り上がった山に見えてしまう。

 

だがもともと「青春」というのは不足しているものであり、若い時は必死にそれをどうにか充足しようとしていたのである。それは自分への投資である。

 

人生というのはもともと窪んでいるのかもしれない。だからあの時見たものは自分が人生を平らにした瞬間であり、窪みから抜け出し、無限に広がる大地を見た瞬間なのかもしれない。

 

「青春」は若い時だけ、なんてものは嘘だ。

今は単に不足しているだけ。

窪んでいる道を歩いてるだけ。

あなた次第で一生涯「青春」である。